manの書体と用途
Plan 9のmanでフォントはどのような意味を持ち、どのように使われるか。書式そのものはman pageの書き方でまとめる。
一般的な文章に使われる。
Italic (斜体)
Section titled “Italic (斜体)”例えば、vlong seek(fd, n, type) を説明するときに type や n がイタリック書体で表現される。
コマンドの短い名前
Section titled “コマンドの短い名前”例えば ls や pwd など、フルパスではないコマンド名。フルパスの場合はおそらく Bold になる。
man pageの名前
Section titled “man pageの名前”例えば sam(1) など
naked function names
Section titled “naked function names”Boldのところで関数呼び出しがあるけれど、呼び出し全体は太字にしつつ、関数名の部分だけ斜体になっているのでおそらくそういうこと。
例えば The C Programming Language など。
Bold (太字)
Section titled “Bold (太字)”Plan 9のマニュアルでは、太字かつ固定幅フォント。
例えば /sys/src/lib9p/ramfs.c など。上にも書いたけどコマンドのフルパスもたぶんこれ。
例えば Req* や RFMEM など。Markdownでこれを再現するのはちょっと面倒。
例えば head list や if expr など。
構造体メンバー名
Section titled “構造体メンバー名”例えば s->outfd のような。
リテラル(numbers are rarely literals)
Section titled “リテラル(numbers are rarely literals)”chmod の a,g,o とか?
関数呼び出し
Section titled “関数呼び出し”例えば (*func)(a) など。これは面倒なのでMarkdownだと (*func)(a) でいいかな。
固定幅フォント
Section titled “固定幅フォント”Boldではないが固定幅にする場合もある。マニュアルには
lower-case literals and punctutation
と書いてあるが、使用している場面が少なく確証はない。見かけたのはこのあたり。
#include#ifdef/#(カーネルデバイス)
troffではboldと同じ書体が使われる。nroffでは""で囲まれて印刷される。