脳が忘れても良いと思えるようなメモを書く
TAKE NOTES!より。
脳は、完了していないタスクがどんな些細なものであれ、完了するまでは短期記憶を占有する傾向がある。また、挫折や中断した事柄のほうが記憶に残りやすい。これはツァイガルニク効果として知られていて、気が散る原因となる。
ツァイガルニク効果を避ける方法のひとつに、脳が忘れられるような形で書き留めて「完了した」と思わせる方法がある。そのために、Zettelkastenメソッドにおけるノートの種類で挙げた本体と呼ばれるノートは、必ずメモを書いたときの文脈や思考の経過や疑問などを含めて自分の言葉で書かなければならない。
また、メモ単体で後から読んでも意味が理解できるような内容が書かれていなければならない。なぜなら、メモは書いた瞬間よりも後から再発見した時に価値が出るものなので、簡単に理解できる必要があるため。脳が記憶するしくみで神経伝達が強化されるはたらきも書いた。
こうした規約によって、脳が覚えておくコストを取り除くことができ、余ったリソースを考えるために使えるようになる。