timeコマンドの出力を調整する方法
time(1)には色々なオプションがあって、書式を変更したい場合は -f が使えるけど、一般的にはbash(1)の組み込みコマンドが使われるので -p しかない。
組み込みの time で書式を変更するには TIMEFORMAT 環境変数に書式文字列をセットする。
- %R: real
- %U: user
- %S: system
- %P: CPU percentage
$ export TIMEFORMAT=%R$ time ls >/dev/null0.01R, U, S の前に精度(precision)とモード(long)を指定できる。精度は小数点以下の桁数を意味する。
$ export TIMEFORMAT=%1S$ time ls >/dev/null0.1モードをlongにすると MMmSS.FF 書式に変わる。このとき精度も一緒に指定すると FF の部分が変わる。
$ export TIMEFORMAT=%lS$ time ls >/dev/null0m0.000s
$ export TIMEFORMAT=%4lU$ time ls >/dev/null0m0.001s