tarの弟1引数はkeyといってfunctionとmodifiersのこと
tar(1) の前身である tp(1) からずっと、最初の引数は key と呼ばれていて、明確にオプションとは異なる。これは crtx などの機能を示すfunctionと、fvz など挙動を変更するmodifiersを組み合わせたものとマニュアルに書かれている。
現在のUNIXでは、tar のfunction+modifiersは互換性のために残っているだけで、-c のようにオプションの一部として扱っているが、Plan 9のtar(1)ではまだ key が残っていた。実装をみても、tar.c 独自の TARGBEGIN と TARGEND を用意していて、ここで - があっても無くても良いように扱っていた。
別の話題だけど、functionは現代でいうとサブコマンドなので、そうなっていたらもっと分かりやすかったんじゃないかという話もある。実際、Infernoでは lstar(1), gettar(1), puttar(1) のように別のコマンドとして再定義されたが流行らなかった。