天体の質量とその後
- 通常の惑星サイズの天体は原子の反発によって重力に耐える
- 恒星は中心部で核融合反応を起こして重力に耐える
核融合が進むと鉄が生成されて燃料がなくなる。このとき重力の比重が上がって外側にある水素の層が核融合を起こす。中心部分は重力によって収縮するが、核融合によって外側が膨張する。この状態を赤色矮星または赤色巨星という。
中心部分が収縮し続けると、天体の質量によってその後が変わる。
- 太陽と同じから1.46倍(チャンドラセカール限界)までは電子の縮退圧で耐える → 白色矮星
- 1.5倍から8倍程度の天体は超新星爆発を起こして消滅する
- 8倍から20倍程度の天体はII型超新星爆発を起こすが、中心部分は中性子の縮退圧(核力)で耐える → 中性子星
- 中性子星が潰れないのは強い核力が一定以上近づくと斥力に変わるから
- 強い核力をあらわす素粒子はグルーオンで、斥力は斥力心と呼ばれる
- それでも20倍から30倍を超えると重力崩壊 → ブラックホール