Skip to content

OpenTelemetryはアプリケーションの動作を阻害しない思想

OpenTelemetryが提供するAPIやSDKは、仮にエラーが発生したとしても例外を投げない。それは計装よりもアプリケーションの動作が壊れないことを重要視しているからで、例え間違った使い方であっても黙って動作する。

具体的には以下の通り。

  • エラー発生や間違った使い方の場合は安全なデフォルト動作を行う
  • SDKが設定されていない場合はno-opをデフォルトとして動作する
  • アプリケーションの動作に影響しない程度の軽量実装をしている

このため、ライブラリ作者などは安心して計装を組み込める。

初出: Practical OpenTelemetry 3章