Skip to content

ソフトウェア開発も確率論的な世界に入ったのかもしれない

AIも不確実だけど、人間はもっと不確実だという記事を読んだ。個人の意見では、人間と生成AIを同一視すべきではないのだから人間が不確実だからといって計算機が不確実でも仕方ないという論には反対の立場だが、記事中にマーチン・ファウラー(Martin Fowler)の記事への参照があった。

この記事によると、物理の世界や人間相手のプロセスを設計する世界では不確実さを認めざるを得なく、物事は不確実であることを前提に(性能やプロセスの余白を設けて)設計されることになるが、計算機の世界はこれまで決定論的な世界だった。しかしながらLLMで生成する際にはハルシネーションが少なからず含まれるため、そういった不確実性を前提とした世界に足を踏み出す最初の要素となるのではないか、とのことだった。