GitHub Actionsを再利用する

GitHub Actionsには3つの実行単位があるけれど、どこを再利用したいのかによって選べる手段が変わる。

• GitHub ActionsにおけるStep/Job/Workflow設計論
• Reusable Workflows と Composite Actions の使い分け

全体を再利用したい

GitHubのスターターワークフローを使う。

Job全体を再利用する

ubuntu-latest など実行環境も含めて再利用したい場合はGitHub ActionsのReusable Workflowを使う。

複数のStepをまとめて再利用する

複合アクションを使う。Reusable Workflowでも input でパラメータを渡せば実現できるが、複合アクションの方が使いやすいだろう。

ただし複合アクションの制限がある。

特定のStepを再利用する

例えば複雑な run を書いている場合など、この場合は独自のアクションをTypeScript/JavaScriptで実装できるかもしれない。

マトリクスを再利用する

少し特殊なケースだとは思うが、マトリクスも工夫すれば再利用できる。

matrix:
  outputs:
    matrix: ${{ steps.set-matrix.outputs.matrix }}
  steps:
  - uses: actions/checkout@v4
  - id: set-matrix
    run: echo "matrix=$(jq -c . matrix.json)" >>$GITHUB_OUTPUT

tasks:
  needs:
  - matrix
  strategy:
    matrix: ${{ fromJSON(needs.matrix.outputs.matrix) }}

• GitHub Actionsでmatrixを共通化する