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リチウムイオン電池が劣化する理由

使い捨ての電池か、充電可能かどうかの違い。原理もおそらく違うのだろうが調べていない。

二次電池は、電解質溶液に正極($+$)と負極($-$)の2つが置いてあり、電解質溶液中に電子が撒かれた構造となっている。正極または負極や電解質溶液にどういった素材が使われるのかは電池の種類によって異なるが、二次電池の一種であるリチウムイオン電池は、正極に金属酸化物($LiCoO_2$)、負極に炭素($C$)を利用する。電解液にリチウム塩を使うことからそう呼ばれる。

バッテリが残っている状態は、具体的には「負極に電子が残っているか」を意味する。セル内の双極には電位差1があり、充電時は電気的にリチウムから電子を引き抜き、電位差を用いて負極へ移動させる。ここで電子を放出してイオン化したリチウム(リチウムイオン)は陽イオンであり、セルを満たす電解液で負極へ運ばれて、移動してきた電子を受け取って安定化する。

放電時は基本的に放電と逆のことを行う。双極間に導線を接続すると、負極にあるリチウムは自発的に正極へ戻ろうとして、電子を放出し陽イオン化する。ここで出てきたリチウムイオンは電解液で正極へ運ばれ、導線を使って移動してきた電子を受け取り安定化する。電子が導線を流れるときに電池としての役割を果たす。

リチウムイオン電池が劣化する理由

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リチウムイオン電池が劣化する理由はいくつかある。

  • 負極に使われている炭素の分子構造が変化して炭素内に収められる量が減少する
  • 過充電または過放電コントローラーが誤差の蓄積によってずれる
  • (複数のセルが用いられる場合)放電量の差によって満充電できないセルが発生する

ひとつ目の分子構造が変化する原因は、熱または充電された状態で変化することによる。そのため、なるべく満充電とならない・熱を出さないように対策すると良い。Googleによるバッテリ運用のヒントで挙がっている項目はこの原因を軽減させようとするものだろう。

ふたつ目の誤差はバッテリーの完全放電で調整ができるので、たまに完全放電するといい。

最後の項目は、スマホであれば1つしかセルが無いらしいがノートPCなどでは複数あるセルのうちどれかひとつでも満充電となると全部止まるようなので、なるべく充電回数を少なくしてセル間の差を生まないようにするしかないらしい。分からないけれど完全放電でも調整できないのだろうか。

  1. 電圧とも呼ばれる。100V電池の場合、この電位差が100Vあるという意味になる。