ビッグバンとは何か
ビッグバンは言葉の定義として以下のどちらかを意味する。
- 宇宙が始まったその瞬間
- 宇宙が高温・高密度でほぼ均一な状態
以前は、現在の宇宙はビッグバンで始まったとされていたから上記どちらも同じ意味だった。しかし現在はビッグバンの前にインフレーションが起きて、それによって高温・高密度な状態へと変化した解釈になっているので意味が変わっている。ではインフレーションは高温・高密度じゃないのかというと、インフレーションの時点では温度はほぼ0だった。温度というのは物質が特定の領域をどれだけ動いているかという指標だけど、急膨張するので温度という概念さえ無かった。
実際は分からないがひとつの説として、ビッグバンは別に何か爆発があった訳ではないし、一点が膨張した訳でもないというものがある。宇宙が無限のエネルギーを持っているとするならば、単に密度が下がって宇宙の温度が冷えただけで、また、空間も無限だとするなら元々が点である必要はないので、宇宙のどこか特定の場所を中心として広がった訳でもない。単に高温で高密度で、10万分の1程度でしか密度の差がないスープのような状態だった。この差は量子ゆらぎによって作られていた。
このスープのような状態では温度が高すぎて原子核も存在できない。1秒後くらいに原子核、38万年語?くらいにリチウムあたりまでは作られたらしいが、本当の最初はどこまであったのだろう。