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痛みを感じるしくみ

痛みは脳が引き起こしている。

一般的に痛みを感じるのは、まず皮膚などの負傷した部位が侵害受容器で損傷を感知し、負傷したという信号を発信する。末端からの信号は脊髄を通して脳に届くが、経路の途中ゲートコントロール理論という機能でフィルタされて、脳まで痛みが到達しないこともある。これは常に痛みを感じると、危機的状況で動けなくなって生存に不利となるため、状況に応じて痛みを無視するためにあるとのこと。損傷した部位をなでると痛みが和らぐことがあるのは、別の刺激によってゲートを閉じることができるから。

ところで、脳内の物質と脊髄を流れる物質は異なるようで、痛みの信号は途中で乗り換えつつ脳まで到達する。この辺りはホルモンと脳内物質の違いにも少し関連している。

上で一般的にと書いたのは、脳は末端からの信号がなくても脳が痛みを発することもある。傷はもう完治しているのに痛みが残ったり、または部位を欠損しているのに痛みを感じたりする。これらの症状については認識療法が有効なので脳のバグではないかということらしい。

薬と効能で書いているようにロキソニンは痛みを緩和する薬だけど、これはプロスタグランジンの生成を抑制する作用がある。プロスタグランジン自体は血管を拡張したりといった働きの脂質代謝産物なので神経には流れないのだけれど、これが生成される過程で痛みの信号を増幅し、過剰に分泌されると痛みや熱を伴うので、これをロキソニンの成分で抑えて痛みを緩和する。