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Steam Runtime

Linux版SteamにはSteam RuntimeというホストOSの差異を吸収するライブラリがあり、これをSteamランタイムと呼ぶ。Steamランタイムは各ゲームごとに利用するバージョンが決まる。なので常に最新バージョンだけをインストールしておけば事足りるものではないが必要に応じて自動でインストールされる。このバージョンはLinuxネイティブのゲームをビルドする際のターゲットSDKで決まるようで、更新するときはビルドし直して単にアップデートすれば良い。

各コードネームはFortress 2のクラスに由来している。

コードネームは scout らしい。このバージョンはSteamアプリに同梱されていて、Flatpak版の場合は ~/.var/app/com.valvesoftware.Steam/data/Steam/ubuntu12_32 にある。

2026年時点では1.0と呼ばれる環境は2種類あり、レガシー版は LD_LIBRARY_PATH を使ってホストのライブラリから隔離する。レガシー版と明記されない場合は、ライブラリの実装自体は同じだろうけれども、後続の2.0と同様にLinuxコンテナ化された環境で動作するらしい。

LD_LIBRARY_PATH の代わりにLinuxコンテナで実行環境をホストから切り離したバージョン。

古めのゲームはこれで動作する。

Fortress 2由来のコードネームは付いていないので、どうやら辞めたらしい。

Windows対応ゲームはProton経由で実行するけれども、Protonでもランタイムは使われる。この場合はビルドのターゲットではなく、単に利用するProtonのバージョンでランタイムが決まる。

ランタイムバージョンProtonバージョン
4.0Proton 11以降
3.0Proton 8〜10
2.0Proton 5.13, 6.3, 7.0
1.0Proton 5.0以前